こんにちは、デイサービスあゆみです(^^♪

今回は『屋外歩行』の効果についてお伝えしようと思います。

まずは身体的効果について。
1.バランス機能・筋力の向上
屋外歩行では、地面の傾斜・段差・風の抵抗など「不整地環境」に適応する必要があり、
屋内歩行に比べて多様な筋肉・関節を使います。
また、屋外歩行訓練は屋内歩行よりもバランス能力・下肢筋力の改善が見られやすいそうです。
2.有酸素運動効果
屋外では、気温・風・勾配により消費エネルギーが10~20%高くなる傾向があります。
有酸素運動による心肺機能・血流改善が、生活動作の維持やフレイル予防に直結します。

次に、心理的・認知的効果について。
1.気分、意欲の向上
自然光を浴びることでセロトニン分泌が促進され、気分の安定や意欲向上が見られます。
日光浴15分程度でも抑うつ予防に効果があるとされており、高齢者のQOL改善に寄与します。
2.認知機能への刺激
屋外歩行は、「交通音・風景・信号など」多様な刺激を受けるため、
認知機能の活性化が促されます。
認知症予防の研究でも、週2回以上の屋外活動が、認知症発症リスクを低下させることが報告されています。

最後に社会的・情緒的側面について。
利用者同士の会話のキッカケになったり、外に出る体験自体が自己効力感を高めると言われています。
スタッフにとっても、利用者様のいつもとは違った一面を見られる等、貴重な時間になっています。

屋内での運動はもちろんのこと、
気候の良い日は屋外運動も取り入れながら、利用者様の心身にとって良い時間を確保し続けたいと思います。